河浦町一町田の信福寺境内裏手に頭だけ木製のお地蔵様がある。なぜ木製なのか? 元々は普通の石像だったが、天草氏の争乱時に頭が取れて見当たらなくなった。そのため、応急処理として木製の頭がつけられたが、しばらくしてその頭部が発見されたので、石の頭に戻されている。 ところが、地蔵尊が夢枕にたち、「木の頭の方が軽くて良いなあ」と言ったので、石の頭は観音堂に安置し、再び木製の頭に戻され、木製頭地蔵となった。 悩み事で頭がいっぱいになっている人がいれば、この木製頭地蔵尊に祈願すると、気が楽になるかもしれない。
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